2013年6月13日木曜日

北海道選挙区脱原発候補の話を聴く会 報告


6月9日、北海道選挙区脱原発候補の話を聴く会を開催いたしました。

北海道選挙区からの立候補者は二人しか当選しません。また私たちは投票する際、選挙区の候補者を一人しか択べません。私たちの望みに近い主張をするひとが定数より多く立候補しすぎ、票を割ると、彼らは誰も当選しません。
脱原発各会派が協力し合って候補者を絞り込まないならば、私たちは「誰に票を集めるべきか」を考えなくてはなりません。
そのヒントになればと、この会を企画しました。

北海道選挙区からの六名の候補者のうち、御自身の公式サイトにおいて脱原発、反原発の意思を明言しておいでの四候補をお招きし、事前アンケートをお願いいたしました(内容を文末に示します)。

共産党 森英士氏 アンケート回答

新党大地 浅野貴博氏 アンケート回答

みんなの党 安住太伸氏 アンケート回答

民主党 小川勝也氏 アンケート回答

うち、共産党森英士氏、新党大地浅野貴博氏、みんなの党安住太伸氏に、ご参加いただきました。

当日の会場の様子です。IWJ北海道さんにリンクしています。
http://www.ustream.tv/recorded/34058001 
お忙しい中、3名の候補がお越し下さり、それぞれの違いが際立つお話をうかがえました事、御礼申し上げます。

尚、以下は、会員が前日に小川候補にお目にかかり、お話戴いた際の様子です。撮影に慣れた方が急用で参加できなくなり、急に残ったメンバーで機材のみお借りしての撮影となったため、カメラアングルに不備があることをお詫びいたします。
http://www.ustream.tv/recorded/34176413
貴重なお時間を割いて紳士的にご対応下さり、また、翌日の私たちの会への温かいメッセージを書面でいただきました事、この場で御礼申し上げます。

当日きてくださった三候補は皆さん泊原発の再稼働断固阻止を約束して下さいましたが、前日にお会いした民主・小川候補には、私たちの不慣れなインタビューのせいもあるかもしれませんが、そこまでのお約束はしていただけませんでした。

皆さまの、今後のご参考になれば幸いです。

尚、事前アンケートの内容は以下のとおりです。

「北海道選挙区*脱原発候補の話を聴く会」事前アンケート
  1.  候補は公式サイト等で、製作として「脱原発」を掲げておられますが、どのような具体的道筋でそこにいたろうとお考えでしょうか?
  2.  脱原発を実現するために、当選後、まず国会で何をしようとお考えですか?
  3. 北電より4月26日、資源エネルギー庁に提出された電力料金値上げ申請の中には、既に泊原発1号炉の再稼働計画が含まれています。安価な電力料金を約束するといわれていた原発を再稼働するとしながら、電力料金を値上げすることについて、どうお考えですか?
  4.  泊周辺の活断層調査について、北電は、泊原発から30キロ以内の活断層の存在を認めていません。これについてどのようにお考えですか?
  5.  北海道の原子力防災対策部会の専門委員会座長が、原子力関連企業から数年にわたって献金を受けていた件、また、活断層調査を行った北電子会社への元道職員 の天下りが確認されている件について、どのようにお考えですか。また、当選した場合、そのお考えをどのような行動に表すご予定ですか?
  6. 泊原発3号炉でのプルサーマル計画について、どのようにお考えですか?
  7. 大間原発の建設再開についてどうお考えですか?また、当選後、それについてどのように行動されますか?
  8. 核燃料サイクルについてどのようにお考えですか?
  9. 幌延深地層研究センターについてどうお考えですか?理由をつけてお答えください。
  10.  北海道に核廃棄物を持ち込まない条例があっても、NUMOは「深地層処分の候補地に北海道は入っている」と述べています。これについてどのようにお考えですか?また、当選後、そのお考えはどのように行動に移されますか?
  11. 民主党政権時代の「原発ゼロ」政策の、安倍政権による白紙見直しについてどう思われますか?また、これについて、当選後どうなさるご予定ですか?
  12.  脱原発基本法案に賛成か反対か、理由をつけてお答えください。
  13. TPP交渉への参加についてどのようにお考えでしょうか?食、農業、医療、保険、水の安全保障問題、雇用問題等との関連を含め、具体的にお答えください。
  14. 現在、改憲に向けた動きが進んでいます。改憲について、また改憲要件の第96条から変更することについて、どのようにお考えですか?
  15. .この他、安倍政権が掲げる経済政策(アベノミクス)、従軍慰安婦問題、沖縄基地問題、外交問題等について、どうお考えですか?また、当選後、国会でどのように対応しますか?その他、ご自身の政策・抱負についてご自由にお書きください。

2013年5月27日月曜日

北海道選挙区脱原発候補の話を聞く会

北海道選挙区脱原発候補の話を聞く会


主催:北海道の脱原発のために地方自治を考える市民の会
日時:2013年6月9日 午後3時45~5時45分
場所:TKPガーデンシティきょうさいサロン  北4条西1丁目共済ビル内カンファレンスルームN-5
参加費:(会場代) 500円


「脱原発」を掲げる複数の候補者の中から一体、誰に投票すれば良いの? それを判断するためにも、是非、各候補の話を直に聴いてみたい! もう脱原発票がまとめきれなかったために、悔しい思いをしたくない。 そんな昨年12月16日の衆院選の反省から、「国会に一人でも多く私たち道民の脱原発の意思を届けてくれる議員を送り出したい」という想いで企画された会です。
北海道選挙区からの予定候補者のうち、民主、共産、みんなの党、新党大地の候補に声をおかけしました。

この日は 共催ホール(同じビル)で、「世界が食べられなくなる日」上映会があります。
時間 一回目の上映 午後1時~ 二回目の上映 午後6時~
同会場でも三島徳三北大名誉教授によるご講演が予定されており恐縮ですが、この「話を聴く会」は映画の合間の3時45分~5時45分を予定しています。

※ 事前に脱原発やTPP、憲法改正問題などにも触れた事前質問アンケートをお渡ししておき、
当日はそのお答えをうかがいつつ、会場参加者からも質疑応答を行う予定です。


北海道の脱原発のために地方自治を考える市民の会 代表 深町ひろみ
【問い合わせ】Tel:080-5584-5075 E-mail:optio1025163@gmail.com         

2013年4月30日火曜日

2013年7月の参院選に向け、統一戦線の呼びかけを

 (5月17日、補足追加)

私たちは、7月の参院選において、脱原発・反TPP・9条護憲・反消費税増税の4点で一致する政党及び個人の候補者に、選挙時協力党による選挙協力を行っていただくよう呼びかける活動を行なっています。

ご賛同戴ける方は政党事務所などへの、電話やFAX、葉書などによる呼びかけにご協力ください。もしよろしければ、呼びかけ文の一例として、こちらの葉書寸のPDFをダウンロードしてお使いください。

こちらの「選挙時協力党」への呼びかけから、各政党へリンクしています。 ご参照ください。

7月の参議院選挙、ひとりでも多くの脱原発・反TPP・9条護憲・反消費税増税の議員を議会へ送り出しましょう!

 補足:
ただし、この「選挙時協力党」、現実的には、今回の参院選で、このままの形で実現するのは難しいと思われます。
というのは、その場 合、この党から出馬する候補者は、皆、形式上は一度、本来の所属政党を抜けなければならないからです。その上で、「当選してもしなくても、選挙後は元の党 に戻る」ことを前提として選挙活動する。そうしたことを4公約で共通する全ての政党が、皆で了解し合って候補者を送り出し、尚且つ、「個別の党としては参 院選に届け出を行わない」、それがこの方法で選挙戦を戦う条件です。そうした多会派にわたる交渉のためには、恐らく最低で2,3か月は時間がかかり、今か らでは公示までに間に合いません。

もしもこの点、皆さんに誤解を与えていましたらお詫びします。

ただし、私たちは諦めていません。
た とえこのままの形の選挙協力はできないとしても、この位のつもりで、「本気で脱原発を掲げる各会派が、脱原発市民の票が割れて死票が出るのを防ぐよう、候 補者の出し方を絞り込み、互いに配慮し合う」、そのことが、今度の選挙では是非とも求められています。そしてそうすることが、結果的には各党の議席を伸ば すことにも繋がるはずです。
引き続き、4公約を掲げる各会派への呼びかけをお願いします!

2013年4月26日金曜日

脱原発・反TPP・護憲・反増税の候補をひとりでも多く国会へ! 夏の参院選は選挙時協力党で統一戦線を

脱原発、反TPP、9条護憲、反消費税増税の4点公約で一致する全ての政党は、夏の参議院選挙比例区で、選挙時協力党・統一名簿で選挙戦をたたかおう!


 雑誌編集者の村岡到氏などが、「選挙時協力党」の結成を呼びかけています。

 これは、死票を減らし、1議席でも多くの議席を得ようとするために、複数の異なる政党が、一致出来る公約でのみ選挙時だけ統一会派を作る戦術です。選挙区なら候補者の一本化で分かりやすいですが、比例区の場合はそうはいきません。

  例えば、得票率が大地8%、共産党5%、社民党3%、緑の党1%だった(あくまで仮定です。新社会党の名を出していないのも前回選挙で候補者を出していな いからで、他意はありません)とすると、定数48の現行通りの比例定数のままだとしたら、これまでの参院選の当選ラインで考えると以下のようになります。

大地  8%→4議席
共産党 5%→2議席
社民党 3%→1議席
緑の党 1%→0議席

 バラバラなら、このように合計17%で7議席です。しかし、選挙時協力党方式でこの4党が統一名簿にすると、単純な足し算なら同じ合計17%でも以下のようになります。

選挙時協力党 17%→8~9議席

 選挙のときだけ1つの会派にして選挙管理委員会に政党名を統一名簿で届ければ、これまで死票になっていた票が減り、1~2議席増に結びつくわけです。4党バラバラなら表が分散し、死票が増え、議席に結びつきません。

 もちろん、1つにまとまったからといって、必ずしも票が増えるとは限りません。原発推進の党と原発反対の党が一緒になっても、結果として、推進派にも反対派にも敬遠され、むしろ票が減るでしょう。そして、政治は原発政策だけで進めるものではありません。

 では、具体的にはどうすればいいでしょうか?

  仮に上記4党の場合、脱原発、反TPP、反消費税増税、憲法9条を守るという4点なら一致するはずです。(大地の「9条護憲」は、他党と意味合いが大きく 違うと思いますが、6年前の選挙に大地から出馬したアイヌ民族の多原かおり氏は「非戦を誓った9条は護る」と言っていました)
4点公約の表示順序は、各党の温度差の少ない公約を上位に示せば良いでしょう。

 この4点で一致する政党・候補者が1つの政党「選挙時協力党(実際の名前は、別名)」として全員を1つの名簿で届けて、「4点以外の政策は個人の信念に基づいて行動する」と、ハッキリ公約して選挙戦に挑めば問題はないはずです。

  参院選は衆院選と違い、選挙前に届け出る候補者名簿の中で、1位○○、2位××、という具合にあらかじめ比例代表での当選順位を確定し拘束しておく『拘束 名簿方式』ではなく、実際の得票率に従って後から当選順位が決まる『非拘束名簿方式』です。このため、名簿での当選順位をめぐって各党間が争う必要がな く、協力しやすくなります。

 投票時には、候補者の名前を書いても、政党の名前を書いても良く、その政党の名簿に登録された候補者の名前 を書けば、自動的にその政党の得票とみなされます。ですから、投票の際には、大地の支持者は大地の候補者へ、共産党の支持者は共産党の候補者へ、緑の党の 支持者は緑の党の候補者へ、というように、自分の元々の支持政党に投票をすることはできるのです。
 また、仮にその人が当選できなくても、少なくとも4公約の共通する候補者の当選確率を上げることができます。候補者の区別ができない有権者は『選挙時協力党』と、政党名を書いて投票すれば良いのです。

 「選挙時協力党」の具体的な名称は、公募で決めれば良いでしょう。浮動票を稼げる気の利いたイメージの良い政党名にして、票の上積みを計れば良いと思います。個人的にはイタリアの中道左派連立政権で用いられた名称である「オリーブの木」が良いと思います。

 仮にこの構想が実現しても、細部(候補者を何人登録するか、政党助成金の分配をどうするか、「4点公約」に対する候補者の温度差など)で問題が残りますが、それは字数の都合上、次の機会に書かせていただきます。

2013年3月20日水曜日

26日まで!! 高橋知事への署名について、賛同者・賛同団体募集

締切延びました。26日が最終となります。宜しくお願いします!!

高橋はるみ知事に原子力ムラから住民票を移してもらい隊からのお知らせです。


2012年5月に収集を開始した「原発を推進する高橋はるみ知事に辞任を求める署名」が、現在紙媒体及びオンラインの合計で 1350 筆余りとなっていることを受け、2012年度内の3月29日(金)14時に本署名を一度、道庁に提出することとしました。この様に多くの方にご助力いただいていることに対し、心からお礼申し上げます。提出に際し、道庁別館4階、石狩振興局中会議室にて、知事の代理として道庁原子力安全対策課主幹・岩田氏にご対応いただきます。
ついてはこの機会に、一向に収束しない福島第一原子力発電所の事故、子供たちを中心に、被災地の方々に既に現れ始めている深刻な健康被害、といった現在の 状況を受けて、改めて知事に対し、泊原子力発電所を以後決して再稼動させないよう要望書の提出を行います。
現在、署名とは別に、この要望書にご賛同いただける方を、個人・団体ともに大募集しております。

締切延長!! 3月26日が賛同締切になります。

個人については肩書きのない方も大歓迎しております。(ご賛同いただいた個人・団体のお名前のリストは、要望書提出時に知事宛に提出いたします。また、予 めご了解いただいた方につきましては、同リストに記載したのと同じお名前のリストを、提出当日、プレス向けに資料として回覧することを予定しておりま す。)


詳しくはこちらのサイト

 http://mamore.snowrabbit.org/index.html
 
にある「今後の予定」をご覧ください。

2013年2月7日木曜日

2013年3月22日 磯田憲一さん講演会のお知らせ

磯田憲一さん講演会のお知らせ

「試される大地」、「時のアセスメント」の元北海道副知事、現北海道文化財団理事長の磯田憲一さんにお話を伺います。

TPP、泊原発再稼動、など北海道をめぐる状況は大きく変化しています。
高橋はるみ知事の道政三期目の折り返し点の今、今後の北海道の行く末について考えませんか。

日時 3月22日 (金) 18:30~20:30
会場 札幌市民ホール 二階会議室②
    (旧札幌市民会館 地下鉄大通駅31番出口正面 札幌市中央区北1条西1丁目
参加費 500円 事前申し込み不要です

2013年1月27日日曜日

2月6日 市民自治を創る会 おしゃべりサロン

2月6日に行われる「市民自治を創る会」さんの催しをご案内いたします。みなさま是非ご参加ください。

 市民自治を創る会 おしゃべりサロン
選挙 市民自治の視点から考える 1

昨年の突然の解散、総選挙…1票の格差が違憲(裁判中) のまま行われました。史上最低の投票率と最高の無効票…
この結果に満足していますか?
「脱原発」は争点にならなかった?
政党乱立で民意が反映されなかった?
…では問題は何なのか?「民意」はどこに?
「選挙制度」の問題なのか、2009年の「政権交代」は制度に問題はなかったのか?
民意を反映させる「選挙制度」とは?

今回は、当会会員の浅野輝雄さんに雑誌『世界』一月号論文を中心にお話いただき、みなさんといっしょに考えてゆきたいと思います。ぜひ、ご参加ください!

 市民自治を創る会 おしゃべりサロン

 2013年2月6日(水曜) 18:30~20:30
札幌市男女共同参画センター 札幌エルプラザ 4F 中研修室B
札幌市北区北8西3 札幌駅北口直結

お話  浅野輝雄さん NPO法人 自治体政策研究所理事
参加費 500円(会場費カンパ&資料代)

主催、問合せ先などは下記画像をご参照ください