2015年9月23日水曜日

原子力防災訓練に関する質問書に対する北海道庁回答・2

原子力防災訓練に関する質問書に対する北海道庁回答・1 回答・3
【3.有事の輸送手段とその準備状況及び性能について】
Q10. UPZ外から呼び寄せる予定の住民避難用バスは、どこの営業所にそれぞれ何台ありますか?
A10  住民避難用バスについては、関係町村が保有する車両によるほか、不足する分については、道の要請に基づき、民間バス会社の協力を得て対応することとしており、緊急時に円滑な確保が図られるよう、北海道バス協会と協議を進めているところです。

Q11. 
UPZ内の医療・社会福祉施設等の避難用バス確保は、何%の施設で完了していますか?その方法は、①.同地域内の営業所からの派遣契約、②.遠隔地の営業所からの派遣契約、③.常駐、のいずれですか?

A11  医療・社会福祉施設等の避難用バスについては、施設や関係町村が保有する車両によるもののほか、不足する分については、道の要請に基づき民間バス会社の協力を得て対応することとしており、緊急時に円滑な確保が図られるよう、北海道バス協会と協議を進めているところです。

Q12. 当日使用したヘリコプターは、それぞれ風速何m・視界何mまで発着可能ですか?燃料は飛行距離にして何km分積載可能ですか?また、吹雪・暴風雨等の中での発着・飛行は可能ですか?

Q13. 当日傷病者移送訓練に使用したヘリコプターでは、一度に何名の輸送が可能ですか?また、その様なヘリコプターのうち災害時に利用可能なものは、有事の際出動要請を予定する駐屯地に合計で何台ありますか?

A12,13  陸上自衛隊北部方面総監部によれば、当日使用したヘリコプターの風速・視界は天候状況等により大きく変わるとのことです。また、燃料については、毎時350L積載可能で、2時間程度飛行可能であり、6名又は500㎏が一度に輸送可能とのことです。
なお、道では、別紙のとおりヘリコプターの状況を把握しています。【※※当会注 本記事末尾のリンク参照】

Q14. 救急ヘリコプターの発着所となる公園の夜間照明はどのような手段で行ない、平素用意されている燃料で何時間照明できますか?また、公園全域を照明できますか?

Q15. 訓練当日発着場となった公園では、一度に何台のヘリコプターが発着できますか?また、そうした非常用ヘリ発着場は、各町村に何カ所ありますか?

A14,15  倶知安町公園には、一部夜間照明があります。そのほか、道では別紙のとおりヘリコプター離着陸可能地を把握しています。【※※当会注 本記事末尾を参照】

ヘリ離着陸可能地マップ。詳細は分析ファイル(※※)参照
 ヘリコプター常駐地マップ。 詳細は分析ファイル(※※)参照
Q16. 来期には、積丹半島沿岸地域の住民の搬送訓練は実施されますか?その際の輸送手段はなんですか?また、当日、天候等の状況からその手段が使えない場合の措置はどのようになっていますか?
A16  来年度の避難実施区域は、現在検討中であり、今後関係町村・関係機関と協議して決定します。
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【※※ 当会注】
A12・13別紙 A14・15別紙
A12,13別紙、及びA14,15別紙に基づいた災害時使用ヘリ及びヘリポート状況分析ファイル(Excel)
尚、上記の分析において、ヘリの離着陸可能地及び平常時の常駐地のマッピングには、以下のサイトを使わせていただきました。ここに感謝の意を表します。
http://www.ryokurian.jp/atelier/google/maps.html


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